タスポ効果に一服感。コンビニ業界の次の一手は?
am/pmといえば、注文に応じて加熱・調理する冷凍弁当を独自展開している。メニューの書かれた札をレジに持っていくというスタイルで、通常の弁当を電子レンジで温めてもらうよりも時間はかかるが、その味には一定の評価が得られているようだ。この冷凍弁当は1994年に販売を開始しているが、他社へ広がることはなかった。しかし、ここにきて食品廃棄への関心から、通常の弁当よりも消費期限の長い、冷凍弁当や5℃程度で冷蔵管理するチルド弁当への注目が高まっている。セブンイレブンでは、11月上旬からチルド弁当の販売を開始。消費期限は、従来の製造後約27~28時間から約75~99時間に延びているという。また、2007年から一部地域でチルド弁当を販売していたファミリーマートは、今年9月末から全国展開を開始。さらに、冷凍弁当の開発に着手するという報道もあった。
http://news.livedoor.com/article/detail/4456354/
こうした弁当の開発は、大量廃棄への批判をかわすためだけのものではない。店舗在庫を増やして配送回数を減らすことによるコスト削減や、消費者の買い置きが増えることによる売上増加なども期待されている。というのも、小売業界で"1人勝ち"といわれているコンビニだが、その勢いに陰りが見られるからだ。日本フランチャイズチェーン協会がまとめたコンビニエンスストア主要11社の売上高は、2008年に前年比6.7%増の7兆8566億円となり、百貨店の売上高7兆3813億円を超えた。この大きな要因となったのが、「タスポ」導入によるとタバコの販売増加と"ついで購入"。しかし、その効果にも一服感が出始めており、直近の単月ベースの売上高は前年比マイナスが続いている。そこで、コンビニ各社はチルド弁当の開発やプライベートブランド(PB)商品の強化、海外展開などに活路を見出そうとしているのだ。これまで食品に多かったPB商品は、日用品の分野にまで拡大。環境配慮型PB商品など、各社が独自性を打ち出している。また、ファミリーマートで海外店舗数が国内店舗数を上回るなど、海外展開が加速中。少子高齢化という問題を国内市場で抱えるなか、さらなる合従連衡はあるのか、今後に注目が集まる。
(『シゴトの計画』編集部)
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