コンビニ“寒い夏” 大手4社、軒並み減益 タスポ効果消え、消費不況直撃
セブンーイレブン・ジャパンなど大手コンビニエンスストア4社の平成21年8月中間決算(単体)が8日、出そろった。消費不況に加え、夏場の長雨や台風などによる天候不順が響き、全社が営業減益となった。百貨店、スーパーが苦戦する中、コンビニは昨年7月のたばこ自動販売機の成人識別カード「タスポ」導入による来店客数の増加にも支えられ、堅調な業績をあげてきた。しかし、そのタスポ効果も今年7月に一巡し、消費不況の波をもろに被った格好だ。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/m20091009026.html
中間期で営業減益に陥ったのは、セブンーイレブン・ジャパン、サークルKサンクスがそれぞれ2年ぶり、ローソンが3年ぶり、ファミリーマートが6年ぶり。
「下期も経営環境は厳しく、既存店売上高の予想を下方修正した」
この日、都内で会見したローソンの新浪剛史社長はこう言って悔しさをにじませた。
コンビニ各社の業績は今中間期に一転した。21年2月期はサークルKサンクスを除く3社が営業増益を確保したが、6月以降はタスポ効果の剥落(はくらく)が顕著になり、加えて「予期せぬ天候不順」(業界関係者)に見舞われ、飲料やアイスといった夏の売れ筋商品が伸び悩んだ。新浪社長は「稼ぎ頭の飲料や弁当類がとくに厳しかった。なかでも、飲料の(量販店やスーパーなどと比べた)販売価格差の50円は顧客にとって許容できないものになっている」と指摘する。
こうした消費者の低価格志向に対応しようと、おにぎりの値下げや低価格のプライベートブランド(自主企画、PB)商品の値下げに踏み切ったことも利益を押し下げる要因となった。
こうしたなか各社は、客足をつなぎとめるてこ入れに余念がない。ファミリーマートは購入金額と来店頻度が高いカード会員に対し、多くのポイントを付与する優遇サービスを13日から開始。ローソンも近く、需要が予測できる新型の発注システムを全店舗に順次導入する。今後はコンビニ各社の実力が一段と試されることになりそうだ。(松元洋平)
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