怒れ喫煙者!検察当局に筒抜けだった「タスポ」の個人情報
やっぱり! こんなことだと思った。
たばこ自動販売機の成人識別カード「タスポ」を発行する日本たばこ協会が、個人情報を検察当局に提出していたことが分かった。通信社の取材によれば、特定の個人が自販機を利用した日時や場所などの履歴が任意で提出されていたという。
http://topics.jp.msn.com/entertainment/column.aspx?articleid=110799
これまで、クレジットカードや携帯電話の使用履歴が捜査に使われることはあったが、タスポの情報も当局に筒抜けだった。関係者の話によれば、協会は求められた個人の生年月日や住所、電話番号、カード発行日などのほか、たばこ購入履歴の一覧表や、場合によっては申込書のコピーまで渡していたという。申込書には、免許証など顔写真付きの身分証明書の写しも添付されている。
タスポを作らないと自販機でたばこを買えないと脅され、おとなしく従ったら、まったく違う目的に個人情報が利用されていた。こんなことが許されていいのか。
「タスポの導入を許した時点で、個人情報がダダ漏れになることは、分かりきっていました。未成年者の喫煙防止は名目に過ぎず、個人情報の把握が導入の大きな目的だったのは間違いありません。今回のケースでは、行方が分からなかった罰金未納者の所在地特定につながったという。喫煙者なら、誰もが行動を監視されているも同然なのです。“自分は悪いことをしていないから監視されても平気”なんて思っている人は甘過ぎます。犯罪は、権力が恣意的につくり上げることだってできる。監視されるのがイヤなら、カード類を一切使わず、携帯電話も持たないこと。変人といわれようが、自分の身を守るためには仕方ありません」(ジャーナリスト・斎藤貴男氏)
この国にプライバシーは存在しないと思った方がいい。
(日刊ゲンダイ2009年7月28日掲載)
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