「taspo」全国導入からまもなく1年 普及率は喫煙者の3分の1にとどまる
およそ900億円を投じて導入された「taspo(タスポ)」だが、持っているのは、喫煙者のわずか3分の1にとどまっている。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00155152.html
未成年者の喫煙を減らす目的は果たす中、新たな取り組みもスタートしている。
全国導入からまもなく1年を迎えるtaspo。
導入後は、少年が喫煙で補導される人数が、前の年に比べて10万人以上減少した。
また未成年者が、自動販売機でたばこを買うケースも大幅に減少した。
日本たばこ協会の担当者は「未成年者が買えないような状況をつくるのが、われわれの義務だと思っておりますので。taspoの導入で、一定の効果があったと考えております」と話した。
しかし、その一方で大きな問題が起きている。
taspoの導入に、JT(日本たばこ産業)など業界は、およそ900億円を負担したにもかかわらず、普及率はおよそ33%にとどまっており、およそ2,600万人いるという喫煙者の3人に1人しか持っていないのが実情となっている。
taspopを持っていない人は「今のところは、あえて作ろうとしてないかな」「わたし、持っていないです。やっぱり手続きが面倒くさいですよね」、「(taspoを)出すのが面倒臭くてね。あんなのなくてもね」などと話した。
その影響もあり、自販機によるたばこの売り上げが激減した。
この1年間で、関東・甲信越地方だけでも、3,850件もの「街のたばこ屋さん」が廃業したという。
たばこ店の主人は「自動販売機に完全に頼っていた。(taspoが始まってからは?)(売り上げが)一気に落ちた」と話した。
東京・江東区にある50年以上続いている「河西たばこ店」では、taspo導入後、売り上げが3分の1にまで減ったという。
たばこ店の主人は「(この店は)店売りがあるから、生き延びているようなものでしょう」と話した。
そこで、taspoの普及を進めるため、東京・渋谷区に4月、taspoサービスセンターがオープンした。
今までは、taspoの発行までには2週間ほどかかっていたが、このサービスセンターでは、申し込みからおよそ30分で発行できるという。
仕事の休みを利用し、駆けつけたという男性は、一度郵送で申し込んだが、書類に不備があったのか、手元に戻ったため、センターに来たという。
taspoを作りに来た男性は「(職場の周辺が)自販機ばっかりなんですよね。それで困っちゃって」と話した。
写真撮影と身分証のコピー、申込書への記入を終えて30分後、taspoを受け取り、思わず笑顔の男性。
できたてホヤホヤのtaspoを手に、早速自動販売機へ。
男性は「(たばこが出てきて)買えました。(これからは)自販機専門になります」と話した。
このサービスセンターでは、1カ月間でおよそ5,000枚以上のtaspoを発行した。
(05/14 20:18)
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