たばこ自販機 売り上げさっぱり 県内タスポ運用1カ月
ICカード(taspo・タスポ)による成人識別が必要なたばこの自動販売機が鳥取県内で運用されてから、もうすぐ1カ月。たばこ店は売り上げの減少を訴え、「店をやめることも考えている」との声まで上がっている。
http://www.nnn.co.jp/news/080530/20080530002.html
タスポカード導入で売り上げ減少を訴えるたばこ店もある
鳥取市内のたばこ店。経営者の男性(75)は「自販機に商品を補充する業者が嘆くほど売れていない」とため息をつく。「以前から店の売り上げの九割以上は自販機だった」といい、自販機の売り上げ減少によって受ける打撃は深刻だ。
同市内の別のたばこ店の男性(70)は「連休中は一個も売れなかった。五月の売り上げはいつもの一割程度」と窮状を訴える。店は観光施設の近くにあり、タスポが始まっていない場所から来た観光客など、たばこが買えなくて困っている人が何人もいたという。男性は「たばこの売り上げ自体が年々減っていた。カードの導入を機に店をたたむという話を聞いたし、自分も考えている」と話す。
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鳥取市内のコンビニエンスストアでは、店頭での売り上げが、昨年五月に比べて七割増しという。しかし、手放しでは喜べない状況。「店先の自販機の売り上げが一万円から三百円程度にまで下がり、粗利益は減った。店頭でたばこを買うのと同時にほかの商品を買ってもらえるかと期待していたが、ほとんどはたばこだけを買っていく」と説明する。
運転免許証による識別も、成人識別の方式として財務省に認められているが、機器一台の価格が十万円超。「新たな投資は控えたい」のが各店の本音で、自販機に取り付けるかは、しばらく様子見となりそうだ。
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一方、購入者の顔で成人かどうかを判断する自販機が、県内でも五月一日現在で二十二台稼働している。顔認証の自販機を設置したたばこ店の男性(48)は「購入者の立場で考えると、カードを使ってまで買わないと思った」と設置に踏み切った理由を説明。カード認証の三台分を顔認証の一台で売り上げる。
ただ、顔認証方式は財務省によって成人識別の方式として認められていない。今年七月には、たばこの自販機に成人識別機能の搭載が義務化されることから、顔認証方式の自販機を製造している京都府内の業者は、認定を求めて財務省に申請しているという。
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