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タスポ導入2週間 自販機離れ加速、伸びるコンビニ

タスポ導入2週間 自販機離れ加速、伸びるコンビニ
小売店、対面販売拡充で対策/鹿県内
(03/15 07:36)

新たに対面販売の売り場を増やしたたばこ店=14日、鹿児島市中央町 購入時に専用ICカード「タスポ」が必要となる成人識別たばこ自動販売機が、鹿児島、宮崎両県で導入され14日で2週間が過ぎた。カードの普及率は低く、鹿児島県内では、自販機の売り上げが激減、その一方で、コンビニエンスストアを中心とした対面販売が売り上げを伸ばしている。自販機が中心だった小売店は、対面販売を拡充するなど“タスポ対策”を迫られている。

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 「自販機の売り上げが9割落ちた。本当に大変」。鹿児島市千日町でたばこ店を営む山ケ城トミさん(80)は店で買う客にカードを作るよう勧めているが、応じるのは、20人に1人程度。「コンビニや店で買えるからいい」と断るケースが多い。「たばこの売り上げで子供を育ててきたが、閉店も考えている」とため息をつく。

 鹿屋市のあるたばこ店も「自販機は完全に開店休業状態。自販機でたばこを買えなくなった、と思っている人もいる」と嘆く。

 自販機の売り上げが落ち込んだ分は、コンビニを中心とした対面販売に流れているとみられる。霧島市のあるコンビニは「(導入前の)4割増しで売れる日もある」と明かす。薩摩川内市のコンビニは「売り上げは倍。カードを作るのが負担なのか、高齢者の客層が増えた」と話す。

 自販機中心で営業してきた小売店の中には、影響を最小限に抑えようと工夫を凝らす店も。鹿児島市の繁華街にあるたばこ店は、タスポ対応の自販機とともに、骨格やしわなど顔の特徴で成年・未成年を識別するタスポ不要の自販機3台を導入、営業時間も延長した。

 同市中央町のたばこ店は昨年10月、自販機の売り上げ減少を見越し、店舗裏にも対面販売の売り場を増設。売り上げは順調に伸びている。経営する山元紀雄さん(57)は「生き残るためには、工夫が必要な時代」と話す。

 タスポは今年7月までに全国で導入される予定。推進する日本たばこ協会の未成年者喫煙防止対策室の小澤博之主任は「全国でタスポをPRしていく。普及率が高まれば、自販機の売り上げも回復するのではないか」と話した。

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